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7~50メガのマルチバンド逆ウインドムGPアンテナを建てました ~ 夏のアンテナ祭り第3弾
スキマ&ピーコン捕捉用のアンテナ、 マルチバンド同時に受けねばならない難しいアンテナ。 さあ何にするか?
ハスラーのBTVシリーズやナガラのマルチバンドGPは重くて高さが上げられない。 自作トラップの軽量GP?=超面倒、 いま流行のEFHWをGPに仕立てる?=動作があやしすぎる。
・・・なぞと三日三晩にわたり悶絶して居りましたが(ウソですが)、やはり手慣れたオフセンターフェッド・ウィンドムGPが良かろうというので、雨上がりの蒸し暑い中、作ってみました。 グラスファイバポールと4:1バランが余っていたのがうれしい。
参考文献:Windom off center fed・・・W8JI
バランはLDGチューナ付属品のチンケなブツであり、良好なカレントバランではないですがまあ良いでしょうが。
設計図
常識的には長い方を上にするのですがそれじゃ背が高くなりすぎ。 このようなOCF逆スライド低床方式折り曲げダイポールGPは過去に3.5メガでやったことがあり実績があります。
で、オフセンターフェッドの難しさはどこでフィードポイントを踏めば良いのかがわけわからんになることなんですけど、これまで数多のウインドムGPで苦労した経験に基づき、全長=7メガの1/2λの上から7mで決め打ち、調整は下エレメントのみで行うことにしました。
建立図
悪魔のノートルダム寺院の尖塔みたいだ。
さんざダンシャリ言いながらこんなに高く上げちゃっていいのかしら?
SWR(シャック内でダイヤモンドのSWRメータによる)
1.9MHz=>5 ,3.5MHz=5.0 , 7MHz=1.3 , 10MHz=4.0 , 14MHz=2.0 , 18MHz=4.5 , 21MHz=4.5 , 24MHz=2.5 , 28MHz=1.7 , 50MHz=1.7
目的に関係ない7メガを少し追ったら14メガのスイートスポット外した。ここらがウインドムアンテナのむつかしいところで。 だがまずまず良い結果を得ました。
評価
ビーコン捕捉については高ささえあればどうにかなるので良しです。
スキマについては、SWRの低い7、14メガはイケテルものの3.5メガの捕捉SNRが悪い、、。 3.5メガのダイポールとコンバインしてやれば治りますけどイイカゲンもう面倒だ。
ランダムワイヤにATUなども含めOCFモノの問題点として、危険な電圧腹踏んだり、アンバランス給電なゆえにコモンモード電流が避けられないということがあります。
アメリカ人は雑なんでウインドム1本でフルパワー1.5キロ呉れてるヒトも多くみられますが、基本は1/2λの中点で給電であり、こういうトリッキーなことはやらないほうが良いでしょうな。
・・・残る作業はルーフタワーと八木アンテナの撤去ですが平成最後の29日と決定しました。 長年にわたり春秋に毎シーズン行ってきたわたくしのアンテナ祭りもいよいよフィナーレです。

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