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第1回 FT8 Roundup 2018 ~ その参加結果と講評

 

「講評」なんていうエラソなことを言える立場でも無いですが、歴史的な第1回に立ち会えたことを光栄としまして以下講評です。

まず初手から、

(1)ルールがなんかヘン。

ルール

FT8 Roundup Rules

 

3.1. Single Operator Unlimited:
The use of spotting assistance or automated, multi-channel decoders is permitted

とあるにもかかわらず、

7. Miscellaneous:~ Utilizing QSO/macro automations is not permitted.

とある、相反するこれらふたつのの「オートマ」とは何を意味するのか?

 

(2)同時送信の記述がおかしい。

3.1.2. における、

Transmission on multiple frequencies within one audio pass band is allowed

とは、あるひとつのアマチュアバンドのオーディオパスバンドで複数の信号を同時に出して効率化を高める事だと思われますが、3.1.1.の、

(SO2R is allowed but you cannot transmit on both radios during the same cycle.)

禁止されてる同時サイクル複数送信と矛盾するのではないか? また、せっかくミリ秒で合致している送受シーケンスなのに同時送信でのSO2RができないのはFT8の持つ特性を殺してしまうのではないだろうか?

 

、、、等々といったよなことがありましたが、このことは主催者が悪いのではなく、いまだにFT8が未成熟で、旧来のコンテストの概念を抜け殻のように引きずっていることをよく示すものでせう。

 

で、こちらの準備としては、N1MMは捨ててLogger32の半自動オペで対抗、 仕事があるので合間合間に覗くだけとなりました。

せっせとやっている図。

 

 

(3)参加してみた感想

Condxの悪化によりデジタルコンテストが行き詰まりの代替として、旧来のRTTY45よりも30dB近くもSNRの良いFT8をコンテストに使おう、ということで発足したわけですが、たしかに実質10dBほど上がった気がします。

ただしアンテナは良いものをつかわないといけない、というのは依然として変わりません。 14メガと7メガ、ながら運転であっちこっちにぶつかりながら(相手も)、トータル50QSOで終えました。 一瞬だけCQ+S&Pのスリリングな体験ができたことがハイライトでした。

WSJT-Xも最終コーナーのrc-5となり、コンテストにおける不便やバグ、というのはだいぶん減ったように感じました(ただしQSO B4が判別できないなどでまだ揉めてる)。  でもWSJTやJTDXを引きずってるのもイイカゲン今年で終わりにして欲しい。 やりづらくてかなわん。

 

(4)今後のFT8の展望について

アメリカ方面では、直前の土壇場になつて「FT8はRTTYなりや?」などとまたしても揉めていましたが、確かにひとつの時代を変えてしまったモードであります。 そしていま流行のSDRときわめて親和性が高い。

ハードウェアとしては、ほんとうの意味でのFT8トランシーバの出現=もはや「オーディオ」なんていう厄介なブツは扱わない、FPGAに直接FT8を書き込み直にデジタルキーイングで返すというふうになるでしょうが。

ソフトウェア方面では、今回のFT8 RUでは、ロボット性を排除するため、 Unattended operation is not permitted. だったり Multioperator stations are limited to 6 band changes (maximum) in any clock hour. だったり、旧来のコンテストスタイルを踏襲していますが、もはやAI人工知能ロボット化は避けられないと見る。

むしろ新生的ロボコンとしてソフトウェア技術を競う方向に早いとこ振ったほうが良いだろう、という結論です。 たとえば6バンドを同時に聞いて、どれかふたつのバンドで同時送信するのを高速でスイッチするとかですね。

ログ提出後、W6の夜明け、現地のWebSDRで7メガ見たら、普段見られない量のデコードまくって満杯、もはや3kHzでは足らない、帯域については最低でも同時10kHzは見たい。

そうすれば、いま手持ちのRedPitayaトランシーバ(2 IN+2 OUT、マルチバンド広帯域受信)も生きてくるだろう、と、未来に期待の持てるFT8 RoundUpでした。

 

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